一度だけの要約なら、共有してよい文書をAIへ直接添付する方法でも足ります。同じ方針書と媒体実績を繰り返し参照する場合にMCP接続を検討します。
接続前に用意するもの
本文を閲覧できるGoogleアカウントと、参照する文書を1つ用意します。契約書や議事録の場合は、その文書を利用するAIへ渡してよいかを先に確認してください。画像・添付資料まで本文と同じように読めるとは扱いません。
GoogleドキュメントをSynapse MCPへ接続する
Synapse MCPにログインして対象店舗の接続画面を開き、「媒体を追加」からGoogleドキュメントを選びます。
Synapse MCPでGoogleドキュメントを選び、Google認証後に参照するファイルを指定します。接続済み文書の一覧から対象を選び、本文を読むようAIへ依頼します。
AI側にもMCP接続を登録する
新規の有料プランは1契約=1店舗で、各媒体1アカウントを接続できます。フリー・Plus系では対象プロジェクトを開いて操作します。
- 店舗の接続画面の「MCPリンク」で、利用するAI向けのリンクを発行します。
- AIのカスタムコネクタ/MCPアプリ設定へ登録し、Synapse MCPの認証を完了します。
- 新しい会話でその接続を有効にし、下の質問を送ります。別案件のコネクタは同じ会話で有効にしないでください。
登録条件はAIのプラン・組織設定によって異なります。Claude・ChatGPTへのMCP登録手順も確認してください。冒頭の「AIに聞く」は記事の相談用で、押すだけでは実データを読めるようになりません。APIキーやMCPリンクを会話本文に貼らず、接続設定欄へ入力します。
最初の取得と確認
次の質問は使用例で、実際の取得結果ではありません。媒体接続とAI側のMCP登録を済ませてから使ってください。
Synapse MCPに接続したGoogleドキュメントの一覧を確認し、読む文書を私に確認してください。対象本文から施策の目的・対象期間・評価指標・未決定事項を抜き出し、根拠となる本文を短く添えてください。書かれていない目標は未記載とし、文書は編集しないでください。
ここまで確認できたら完了
文書名と引用箇所を元の文書で照合します。未決定事項が確定事項へ変わっていないかを確認できたら、広告やGA4で調べる項目を選びます。本文を取得できなかった場合は、文書名だけから内容を要約させないでください。
数字に施策の目的を添える
新規顧客の獲得を狙う施策と、既存顧客の再購入を狙う施策では、同じ数字でも評価が変わります。提案書や方針書から目的・期間・対象を抽出し、その条件に合う広告・GA4データを取得すると、報告の論点を揃えられます。
文書に書かれている目標と、担当者が後から推測した意図は区別します。AIには参照した文書名と該当する内容を添えさせ、合意事項が曖昧な部分を勝手に確定させないようにします。
議事録から次の確認事項を取り出す
前回の会議で『翌週に確認する』とした項目を、議事録から抜き出して今回の実績と照らし合わせます。数値だけのサマリーより、会議で約束した確認が終わったかを説明しやすくなります。
一度きりの文書要約なら、AIへ直接ファイルを渡す方法でも足ります。同じ店舗で継続して文書と実績を参照するなら、対象を店舗へ接続しておく運用が候補になります。
初回確認のあとに試す質問
以下は使い方の例です。実際の取得結果ではありません。追加で使う媒体も同じ店舗へ接続してから質問してください。
指定したGoogleドキュメントを読み、施策の目的・対象期間・評価指標・未決定事項を分けてまとめてください。本文にない目標は補わないでください。
前回議事録の確認事項と、接続済み広告データで調べられる項目を照合してください。取得できるものだけ結果を示し、文書の編集はせず報告の下書きを作ってください。
うまくいかないとき
文書が一覧にない・読めない
認可したGoogleアカウントで文書を開けるか、Synapse MCPでそのファイルを選択したかを確認します。
画像内や別タブの情報が回答にない
取得結果にその内容が含まれているか確認します。返った本文にない情報は未取得とし、全文を読み終えた前提の回答にしないでください。
利用前に確認したいこと
本文の読み取りが対象で、ドキュメントの追記・編集は行いません。画像や添付資料をすべて理解する接続ではありません。契約・議事録に含まれる機密情報の共有範囲は、店舗とAI側の利用条件の両方で確認してください。
取得項目はSynapse MCPの対応ツール、APIの仕様はGoogleドキュメントの公式資料で確認できます。
