自社のデータ基盤に定期保存する実装が目的なら、公式のReport Service APIを直接検討します。ここではAIとの会話で集計の切り口を変える手順を扱います。
接続前に用意するもの
対象アプリのレポートを参照できるAdjustのAPIトークンを用意します。アプリを識別する情報と、管理画面で照合する短い期間を控えてください。広告費の取得には、Adjust側の権限やネットワーク連携の条件も関係します。
AdjustをSynapse MCPへ接続する
Synapse MCPにログインして対象店舗の接続画面を開き、「媒体を追加」からAdjustを選びます。
AdjustのAPIトークンと対象アプリの情報を用意し、Synapse MCPのAdjust接続フォームへ登録します。接続済みアカウント・アプリの一覧をAIから確認して、分析対象を指定します。
AI側にもMCP接続を登録する
新規の有料プランは1契約=1店舗で、各媒体1アカウントを接続できます。フリー・Plus系では対象プロジェクトを開いて操作します。
- 店舗の接続画面の「MCPリンク」で、利用するAI向けのリンクを発行します。
- AIのカスタムコネクタ/MCPアプリ設定へ登録し、Synapse MCPの認証を完了します。
- 新しい会話でその接続を有効にし、下の質問を送ります。別案件のコネクタは同じ会話で有効にしないでください。
登録条件はAIのプラン・組織設定によって異なります。Claude・ChatGPTへのMCP登録手順も確認してください。冒頭の「AIに聞く」は記事の相談用で、押すだけでは実データを読めるようになりません。APIキーやMCPリンクを会話本文に貼らず、接続設定欄へ入力します。
最初の取得と確認
次の質問は使用例で、実際の取得結果ではありません。媒体接続とAI側のMCP登録を済ませてから使ってください。
Synapse MCPのAdjust接続で利用できるアプリを確認し、対象を私に確認してください。7日前から昨日までのインストール・クリック・広告費をネットワーク別に取得し、取得条件を表示してください。CPIは広告費とインストール数がそろい、分母が0でない行だけ計算してください。
ここまで確認できたら完了
Adjustで同じアプリ・日付・ネットワークの集計と比べます。費用が空欄でもインストールが返れば、認証失敗と費用未取得を区別できます。まずネットワーク別の増減を説明できる表にし、継続率やLTVが必要なら別のレポートを確認します。
インストール数の増減をネットワーク別に見る
全体のインストールが増えていても、どのネットワークが増加を担ったかで次の判断は変わります。アプリと期間を固定して、インストール、クリック、表示回数、広告費を取得します。費用とインストールが両方ある場合はCPIを計算し、費用が欠けた行を0円扱いしないようにします。
予算配分を考える会議では、まずこの内訳を共通の表にします。キャンペーンの狙いや継続率など、今回の取得データに含まれない判断材料は別の確認事項として残します。
広告管理画面の数字と一致しないとき
Adjustと広告ネットワーク側の数値には、計測方法やアトリビューション条件の違いが関係します。差分をAIに説明させるときも、取得した指標と期間を先に示し、差の原因を自動的に確定したとは扱いません。
Synapse MCPの標準的な使い方は集計データの参照です。インストールの比較から個人単位の追跡やLTV分析まで一度にできると考えず、取得可能な項目の範囲で問いを組み立てます。
初回確認のあとに試す質問
以下は使い方の例です。実際の取得結果ではありません。追加で使う媒体も同じ店舗へ接続してから質問してください。
Adjustの接続済みアプリを確認した後、対象アプリの先週のインストール・クリック・広告費をネットワーク別に取得してください。費用が取得できない場合は未取得と表示してください。
同じ条件で前の週と比較し、インストールの増減に寄与したネットワークを整理してください。CPIだけで良し悪しを決めず、追加で調べたい指標を添えてください。
うまくいかないとき
対象アプリが見つからない
トークンを発行した利用者のアプリ権限と、接続フォームへ登録した対象を見直します。別アプリのレポートが返ったまま分析を続けないでください。
インストールはあるのに費用が空欄
Adjust側のコスト連携・契約・閲覧権限を確認します。費用未取得の行をCPIが優秀なネットワークとして順位づけしません。
利用前に確認したいこと
取得可能なデータはAdjust側の契約・権限・連携設定に左右されます。広告費が空の場合や、ネットワーク側の値と異なる場合は、API接続が成功したことと全指標が揃ったことを分けて確認してください。
取得項目はSynapse MCPの対応ツール、APIの仕様はAdjustの公式資料で確認できます。
